neomarch.
しあんくれーる
~陽のあたる場所~
おはなし
これは三人の女の物語である。
《詩を読む女》
平成という時代の最後の年。
港町神戸のとあるカフェで、女が中原中也の詩を朗読している。
店の名は「しあんくれーる」、フランス語で「明るい場所」という意味のその店で
《幾時代かがありまして茶色い戦争ありました…》サーカスの詩を朗読する女…
やがて、時空が歪んで―――
《長谷川泰子》
平成元年4月。
京都荒神口、かつて市電の停留所があった場所にあるその店の名も「シアンクレール」。
中原中也の研究者に招かれインタビューを受けるために、中也のかつての恋人であった
長谷川泰子は久しぶりに京都を訪れた。京都は、中也と泰子が出会った場所。
思い出を話す泰子の隣に、近くの大学に通う女が座り、そしてまた時代が滑る。
《高野悦子》
昭和44年。
立命館大学3回生の高野悦子は、70年安保闘争に揺れるキャンパスから、
この「シアンクレール」に逃避してきていた。ここは彼女が思案に暮れるときに訪れる
お気に入りの場所でもあったのだ。
そして、泰子が悦子に声をかけて―――
やがて全てが溶け合い、三人の女の人生が交わってゆく―――
neomarch.2年ぶりの舞台は
関秀人の書下ろしによる新作
『しあんくれーる~陽のあたる場所~』。
小さなカフェを舞台に、三人の女の世界を描いた
果てしなくノスタルジックな物語。
どうぞご期待ください。
リンク
日時・会場
★終演しました!
ありがとうございました!!
2018年
4月27日(金)19:00
4月28日(土)14:00、18:00
4月29日(日)13:00、17:00
※開場は開演の各30分前、受付は45分前より開始します。
大阪府大阪市淀川区 十三東3-28-16 木村ビル4F
(阪急「十三駅」東口より徒歩5分)
キャスト
北村美和
岸原香恵
吉沢紗那
◇
笠井隆介(theatre PEOPLE PURPLE )
樫脇心
◇
関秀人
チケット
前売:3,300円
当日:3,500円
学生:2,800円(前売・当日共/要証明書)
★全席指定
スタッフ
作・演出:関秀人
音楽:川村謙二
舞台監督:伊達真悟
舞台美術:佐野泰弘
照明:菅野万里恵(Baghdad Café)
音響:八木進(Baghdad Café)
振付:河部文
演出助手:中本幸季、島田結衣
宣伝写真:秀平恵子(Riruru*s Photo)
宣伝美術:坂本則隆・山田智子(キューズ)
制作:宮崎由美(スタッフステーション)
企画製作:neomarch.